バイオサイエンスとインダストリー(B&I)のトピックスに、糖加水分解酵素の機能改変に関する研究内容が掲載されました。
近畿大学の大沼先生と深溝先生のグループとの共同研究成果が今回、トピックスとして取り上げられました。
糖トリアジン誘導体と呼ばれる新規な活性化基質に適合できるよう糖加水分解酵素を改変し、従来グリコシル化反応できなかった酵素がグリコシル化反応できるようになったという内容です。
糖質加水分解酵素の機能改変による新規糖鎖合成法の開発
大沼貴之, 田中知成, 深溝慶
バイオサイエンスとインダストリー (B&I), 2019, 77, 312-313.
元論文はこちらです。
A novel method for chemo-enzymatic synthesis of chitin oligosaccharide catalyzed by the mutant of inverting family GH19 chitinase using 4,6-dimethoxy-1,3,5-triazin-2-yl a-chitobioside as a glycosyl donor
Takayuki Ohnuma, Tomonari Tanaka, Atsushi Urasaki, Satoshi Dozen, Tamo Fukamizo
The Journal of Biochemistry, 2019, 165, 497-503.
雑誌の表紙に選ばれました。