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RESEARCH

研究内容
Japanese

糖鎖を創る・使う・壊すをテーマに、と高分子の研究を行っています。

合成化高分子化学を基盤とした糖鎖工

糖鎖は核酸、タンパク質に次ぐ第3の生命鎖と呼ばれていますが、糖鎖に関する研究や技術は、核酸やタンパク質に比べて未成熟​な研究分野です。私達は有機化学合成や酵素反応などの合成化学、精密重合や光重合、分子のクラスター化などの高分子化学を基盤技術とした糖鎖工学によって、糖鎖や多糖が関係する生命機能の解明や制御、また材料開発に貢献することを目指しています。

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研究例

オリゴ糖の化学酵素合成

糖誘導体の水中化学合成と糖加水分解酵素によるグリコシル化反応を組み合わせたオリゴ糖の化学酵素合成により有用オリゴ糖や糖質複合体の生産法を開発しています。

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生体内糖鎖を用いた糖鎖高分子の保護基フリー合成

構造が複雑な生体内オリゴ糖にも適用可能で簡便な糖鎖高分子の合成法を開発しています。

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光重合を利用した糖鎖高分子のワンポット水中合成

新規に開発した水中で安定な水溶性活性エステル担持モノマーを用いて、水中かつオープンエアーな条件での糖鎖高分子のワンポット合成に成功しました。研究に関する水溶性活性エステル担持モノマー​およびポリマーの開発がChem-Station(ケムステ)のスポットライトリサーチに取り上げられましたちらからご覧ください。

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化学酵素法による糖鎖高分子の水中ワンポット合成

水中での化学合成と糖加水分解酵素によるグリコシル化反応およびラジカル重合を組み合わせることにより、無保護糖から糖鎖高分子のワンポット水中合成に成功しました。

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多糖に関する研究

バイオマス多糖であるセルロースや、生体内​の機能多糖であるグリコサミノグリカンに関する研究を進行中です。

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糖以外の研究例

​光重合による無機微粒子のポリマー修飾

紫外線や可視光などの光を使った重合により、酸化チタンなどの無機微粒子のポリマー修飾法を開発しています。

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骨再生材料の開発

ゼラチンなどの天然高分子とカテキンなどの植物由来天然化合物を用いて、骨再生材料などのバイオマテリアルの開発を行っています。Webサイト「日本の身土不二」で紹介されましたこちらからご覧ください。

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外部資金

科学研究費助成事業

研究代表者

6.

全工程を水中・空気雰囲気下・保護基フリーで行うワンポット糖鎖高分子合成法の開発 Now in progress

基盤研究(C), 2022-2024年, Link

5.

オリゴ糖鎖担持高分子の保護基フリー水中合成を基盤とするグライコクラスターの創製

基盤研究(C), 2019-2021年, Link

4.

糖タンパク質ミミックの創製を指向した糖鎖高分子デザイン

若手研究(B), 2015-2016年, Link

3.

糖鎖高分子の保護基フリー合成による簡便なオリゴ糖鎖のクラスター化

若手研究(B), 2013-2014年, Link

2.

グリコシルアジドの一段階合成を基盤とする簡便な複合糖質合成法の開拓

研究活動スタート支援, 2010-2011年, Link

1.

脱水縮合剤を用いる新規糖供与体の合成と酵素触媒グリコシル化反応

特別研究員奨励費, 2009年, Link

研究分担者

2.

ストレス性老化誘導モデルとRNA-seq解析で拓く新たな骨再生阻害分子機構の解明 Now in progress

基盤研究(B), 2022-2025年, 研究代表者: 本田義知 (大阪歯科大学), Link

1.

ストレス誘導性老化細胞の挙動解析から迫る未知なる骨形成阻害機構の解明

基盤研究(B), 2018-2021年, 研究代表者: 本田義知 (大阪歯科大学), Link

民間財団助成

16. 日本化学繊維研究所研究助成

糖とアミノ酸で創製する自己組織化分子ナノファイバー

2023-2024年, Link

15.

福岡直彦記念財団助成金

無機光触媒によるリビングラジカル重合の開発

2023年, Link

14.

池谷科学技術振興財団研究助成

アミノ酸モジュール法によるリグニン分解高分子触媒の開発

2023年, Link

13.

日立財団倉田奨励金

リグニン高親和性アミノ酸クラスターの創製と分解触媒への応用

2023年, Link

12.

AGCリサーチコラボレーション制度  -公募型産学共同研究-

2022年, Link

11.

フジシール財団パッケージ研究助成事業

バイオビニルモノマーの光触媒ラジカル重合と抗菌性フィルムへの応用

2022年, Link

10.

松籟科学技術振興財団研究助成

糖鎖高分子のワンポット化学-酵素合成法の開発

2020-2022年, Link

9.

高橋産業経済研究財団助成金

セシウムを除去・検出するポリマーゲルの開発

2019年, Link

8.

サントリー生命科学財団SUNBOR GRANT

保護基フリー精密合成を駆使したオリゴ糖鎖クラスターの創製と機能特性

2017-2019年, Link

7.

金森財団研究助成

生体内オリゴ糖鎖に着目したグライコマテリアルの創製

2017年, Link

6.

農芸化学研究奨励会研究奨励金

トリインフルエンザウイルスを標的としたシアロオリゴ糖クラスターの創製

2017年, Link

5.

マツダ財団マツダ研究助成

らせん状多糖によるハイブリッド包接超分子マテリアルの開発

2014-2015年, Link

4.

泉科学技術振興財団研究助成

酵素触媒重合による新奇なバイオベース超分子ポリマーの開発

2013年, Link

3.

繊維学会繊維科学・技術研究助成

糖鎖修飾ポリ乳酸の保護基フリー合成と機能探索

2012年, Link

2.

日本科学協会笹川科学研究助成学術研究部門一般科学研究

糖鎖修飾バイオベースポリマーの保護基フリー合成と機能評価

2012年, Link, (重複採択のため辞退)

1.

野口研究所野口遵研究助成金

オリゴ糖鎖グラフト化高分子の保護基フリー合成法開発

2011-2012年, Link

学内公募助成

2.

産学連携課題(KIT-CORESEARCH2014)

インフルエンザウイルスをターゲットとする糖鎖高分子材料の開発

2014年

1.

稲盛財団・KIT若手研究者支援プロジェクト

保護基フリー合成法による直截的オリゴ糖クラスター化技術の開発

2013-2014年, Link

海外派遣助成

7.

日本農芸化学会国際会議出席費補助金

2023年, 21st European Carbohydrate Symposium (Pris, France), Link

6.

松籟科学技術振興財団国際交流派遣事業

2019年, 16th Pacific Polymer Conference (Singapore), Link

5.

小笠原科学技術振興財団国際研究集会出張助成

2019年, 25th International Symposium on Glycoconjugates (Milano, Italy), Link

4.

飯島藤十郎記念食品科学振興財団研究者海外派遣援助

2018年, World Polymer Congress MACRO2018 (Cairns, Australia), Link

3.

村田学術振興財団研究者海外派遣援助

2017年, 19th European Carbohydrate Symposium (Barcelona, Spain), Link

2.

農芸化学奨励研究会国際会議出席費補助金

2013年, 3rd European Polysaccharide Network of Excellence International Polysaccharide Conference (Nice, France), Link

1.

井上科学振興財団国際研究集会出席旅費援助

2008年, 24th International Carbohydrate Symposium (Oslo, Norway), Link

GRANTS

外部資金

COLLABORATORS

糖鎖関連

大沼 貴之 教授 (近畿大学) HP link

オリゴ糖の酵素合成

バイオマテリアル関連

本田 義知 教授 (大阪歯科大学) HP link

骨再生材料の開発

酸化チタン関連

関野 徹 教授 (大阪大学) HP link

酸化チタン表面のポリマー修飾

 

共同研究
共同研究
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